海外送金サービス（メガバンク＋海外送金業者など）のまとめ

日本から海外の銀行やATMにお金を送金することができるサービスについてまとめました。
グローバル化が進み、海外に移住したり留学する機会が増えてきています。そこで、海外に生活拠点を移している家族に海外送金をしたり、子供が海外留学して学費を海外送金したり、祖父母が海外永住して生活費を海外送金したりと、さまざまなシチュエーションで海外送金したいというニーズが増加しています。そのため、各銀行が海外送金に積極的にサービス展開していたり、海外送金専用の業者が出てきたりと、活発化しています。
海外送金する場合は、手数料がかかるのですが、その仕組みは結構複雑です。よく理解して各銀行や各海外送金業者を比較しないと、自分にとってどこが一番合うのか、判断するのが難しいです。以降は、ポイントのみを抜粋して仕組みなどを解説します。


■海外送金の仕組みと手数料（参考）
　おおよそ下記のような流れになっています。

　【日本の送金側銀行】送金手数料＋（電信料）

　　↓　円通貨を送金

　【中継銀行】中継手数料

　　↓　円通貨を現地通貨に外貨両替して送金

　【海外の受金側銀行】受金手数料

　※場合によっては上記に当てはまらないこともあります


■手数料の発生条件
　手数料は各銀行や各海外送金業者によってそれぞれ発生する条件が異なります。
　１：　海外送金する金額によって海外送金手数料が異なるケース
　２：　海外送金先の国によって海外送金手数料が異なるケース
　３：　海外送金する取引数によって海外送金手数料が異なるケース
　４：　口座の残高数や取引金額によって海外送金手数料が異なるケース
　５：　海外送金先の銀行によって（例えば同行宛に海外送金など）海外送金手数料が異なるケース
　６：　以上の条件がそれぞれ複雑に組み合わさって海外送金手数料が異なるケース


■手数料の表示条件
　本ページの「手数料」は下記に該当する金額を記載しています。
　・日本の口座から海外の口座に送金する時の（電信料）＋送金手数料のみを記載
　・上記以外の手数料は含まない
　・送金先の国によって手数料が異なる場合、最安料金?最高料金と範囲で記載
　・送金手数料は送金者負担
　・送金通貨は現地通貨（円通貨ではない）
　・残高に応じて手数料が変わる場合は、最低維持金額を口座に預け入れた状態とする
　・1取引に対して発生する手数料を記載


■注意事項
　・「送金手数料」以外の「中継手数料」や「受金手数料」、さらに「為替のレート」もすべて考慮して計算しないと他社サービスと比較して、本当に安いのかどうかは分かりません。本ページでは、「送金手数料」のみの記載としているため、一覧・比較する際は、あくまで参考程度としてください（送金手数料が安くても、そのほかの手数料が高かったら意味ないですから）。
　・店頭や電話による海外送金指示は、開設した口座の支店によっても取扱できる国が異なる場合があるため、開設した口座の支店・本店に問合せてほしいとのことです（三井住友銀行から直接聞きました）。


■用語の説明
　海外送金／外国送金／国外送金／国際送金／海外仕向送金　・・・　海外に送金すること
　海外被仕向送金　・・・　海外から日本に送金すること
　円貨送金手数料　・・・　現地通貨ではなく円通貨のまま送金すること
　リフティングチャージ／コルレス手数料／着金手数料／中継銀行手数料　・・・　現地通貨に換金せずに送金通貨のままで送金した時に掛かる手数料のこと


■参考情報（海外送金の仕組みの解説など）
　１．All About - 日本の銀行、ケータイ、スマホから海外送金する方法 [銀行・郵便局]　→　http://allabout.co.jp/gm/gc/9043/
　２．カナダ留学情報サイト - 海外送金の手数料、方法、比較　→　http://studyincanada.ciao.jp/shinan/money1.html